私の転職履歴3
1週間もしないうちに紹介会社から連絡があり、取り敢えず担当者との面談が設定されました。その頃は、会社は転職活動に対してはお構いなしという状況だったので、時間はどうにでも調整可能であり連絡をもらい次第すぐに会うようにしました。しかしですね、面談の内容は、まあほぼ同じなのですよ。同じ質問を受け、同じ答えをするだけなので、面倒になってきましたね。こんな感じです。なお、カッコの中は、こころのつぶやきです。実際はそれなりに無難に回答をしていました。
Q転職を希望する理由は?(聞かなくてもわかっているだろう。会社が終わるのだ。)
Q職歴概要を聞かせて下さい。(職歴書に書いてあるだろう。)
Qご自分の強み、弱み、得意なことは何ですか。(そんなこと考えたこともなかった。今まで誰かと対戦したり競ったりしたことなどないのだから。)
Q転職に当たっての希望はありますか。どのような業種で、職種を望みますか。(そっちから具体的な提案があれば考える。)
で、担当者から最後に、わかりました。あなた様の希望と職歴等を吟味し、適当なものがあれば紹介します。私、そうですか、ではよろしくお願いします。というふうに終わるわけです。これを翻訳するとすぐ紹介できる適度な案件がないのでお待ちください、そうですか、じゃ何かあればよろしくという面談終了時の決まり文句でありました。
一人、例外の方がいらっしゃいました。この方は、当時の私より年上の方でした。最初の面談時に、上記のような質問はなく、40代後半の転職は厳しいこと、給与面、待遇面でレベルを下げること、一方、今までの職歴、経験に自信をもつことなど転職に立ち向かう心構えを説き、後は雑談でした。この人からは、具体的な紹介案件が提示されそうだなと思ったのです。