私の転職履歴 23 2023/12/5
今は、募集広告から直接に応募するパターンは少なくなりましたが、私が転職活動をしていた頃は、半分以上はそうした募集広告からの応募でした。全国紙、専門誌によく出ていたものです。今でも、減ったとはいえ直接応募形式もあると思いますので、和足の経験を記します。
この形式が一番苦労します。全国紙や専門誌からの応募ですから相当な応募者数がいるわけです。それ故、書類選考で殆ど切られてしまいます。採用する側の狙いになるべく近い経験や、知識そして資格等があるように表示しなければなりません。先ず、募集要項をよく読み、採用者の意図を汲み取らなければなりません。
採用者は、幾つかのキーワードを持っていて、それに適合しないと終わりです。いちいち全部の応募書類を読むことなどできません。
例えば、組織、人事制度、各種社内制度の構築と運用を任せる管理者の募集としましょう。このとき、「人事経験」、「管理者経験」、「中規模以上の会社勤務経験」、「法学部系大卒」、といったキーワードになります。あなたの経験の中に、そうした経験、知識があれば、それを強調して記述することが必須です。募集する業務遂行が出来ることを主張して他の職歴は簡単でいいのです。なければ、止めておきましょう。応募書類を作成する時間が無駄です。どうせ没書類として廃棄されるだけです。
ところで、外資系の募集によくある項目に英語力(TOEIC800点以上など)がありますが、それを絶対的な条件として捉えないことです。外資系の企業が日本国内でうまくいかない要因の一つが、言葉を重視して採用してきたことです。この点に気が付いて、言葉が出来ることは必要なことですが、募集職種の経験を重視するようになってきています。実務経験の有無が問われています。ですから、英語は読み書きができて少しぐらい話せればいいということがあるので、求められている実務の経験値を自己評価して応募するかしないかを決めればいいと思います。
要約すると以下の点が肝要です。
* 募集職種の経験の有無。あれば、その点を明確に強調する。
* キーワードを推測して、応募書類の中に記す。
* 外国語が条件の場合、あまり過大に受けないこと。
* 外国語が出来るだけでは、武器にならない。何かしらの特技、経験値を示すこと。
* 簡潔、明瞭に丁寧に作成すること。
本日は、以上です。次回は、私が転職活動していたときの驚いたことを紹介したいと思います。変なことが結構沢山ありました。では、また。