私の転職履歴 27 2024/2/11
さて、話を私の転職履歴に戻りましょう。3社目(転職2回目)で勤務して3年ぐらい経った頃になります。知っての通りバブル崩壊後に日本全体が景気停滞の中にあり、その企業も収益改善までは至っていませんでした。そうしたとき賞与支給額がかなり絞られたりしました。私は、これも仕様がないと考えていたのですが、我が家の財務大臣(妻様のことね。)の元気がなくなってきました。
子供たちも大学生、高校生となり、いっそう物入りの時期になっておりました。家や車などいくつかのローンも残っていました。私は、自分の業務には満足しており多忙ではありましたが充実したビジネスライフでした。一方では、家族に我慢を強いたり財務大臣に余計な心配を掛けさせたりはさせたくないという気持ちがありました。ここは、考えどころです。
現状の収入に合わせて生活を見直すか、はたまた収入増加になる転職をするかについて悩み続けていました。勿論、家計の費用節減を図り、私自身の小遣いを削減し、出来ることはやってみましたが、それも限界があります。片方で、転職も考えてみましたが、その時点で私は50歳を超えていました。50歳をすぎてからの転職は、いくら何でも無理だろうと思い、具体的な行動はとれませんでした。
中高年の転職では、家族の生活にどのように責任を持つか、持つことが出来るかが重要なポイントです。出来る限り、現状レベルの収入を確保するところから考えなければなりません。ある程度の収入ダウンも想定しなければならないと思いますが、我慢して身が入らない仕事をすることは避けた方がいいと思います。面白くない仕事をして、収入も下がっては、あなた本人がつぶれてしまいます。遣り甲斐、張り合いがある仕事を続けることが優先されるべきです。多少の収入減はあってもお父さんが元気に仕事をしていれば、家族も付いてくると思います。私の3回目の転職は、こうした状況下で進んでいきました。次回詳しく。