私の転職履歴 35 2024/5/31
相手は、米国本社のCFOでした。財務会計に関する専門的なことや私の意気込み、姿勢に関する質問が多いかなと推測していたのですが、そうした質問は殆どありませんでした。ただ、私の経歴については比較的詳しく聞いてきました。どんな業務を具体的にいつ、どこでというような感じです。私は、海外勤務が多かったので、そのときの感想や体験したことを聞かれた覚えがあります。そのため、気分的には楽に回答できたとお思います。難しく考えず、思い出すままに受け答えしていたと思います。雰囲気としては、割と和やかな会話だったと記憶しています。電話面接の時間は、15分程度で終わりました。受けた印象としては、うまく乗り越えたような感触はありました。
ところが、最終結果の連絡がなかなか来ません。心中、穏やかでいられませんでした。季節は年末になっておりただでさえ慌ただしい時期なのに、こうした中途半端な状態では正月もなにもあったものでありませんでした。紹介会社に訊ねると年明けまで待ってという返答!詳しい話はあとでいいから〇か×でも出ていないのかという気分になりました。今考えると、ヨーロッパ、アメリカはクリスマス休暇の季節に入っており日本も年末はなにかと忙しいわけだから仕様がなかったのでしょう。それでも、当時は悲観的に考えていたので、年が明けたら何をしようかと本気で考え始めていました。何だか、うら寂しい気分でした。
年が明けて早々、朗報がありました。採用となったのです。応募者は、私より若い世代が多かったので多分だめだろうと思っていたのですが、資格、英語力だけでなく管理者としての経験、経営的なスタンスがあった方がいいので、結果として私が相応しいとの判断になったようでした。アメリカ本社は、現地である日本側の声、欧州・アジアを統括するフランスの意向を尊重したようでした。こうしたことは後で聞いたのですが、現地の声、責任者の意向を尊重するこの会社のカラーは、大変好ましく思いました。で、1月中旬、めでたく入社となり私の5社目のビジネス人生がスタートしました。54歳と8か月でした。よくもまあと思います。
これで、私の転職履歴は終了です。2年半ほどかかりましたが、転職時の状況を思い起こしながら記述してきました。ここまで読んでくださった皆様方に心から感謝申し上げます。
決して迅速に円滑に転職先が決まったわけでありませんが、苦労しながらも転職先を探すことが出来ました。その理由は、以下のようなことだったと思います。
1. 自分の得意分野、核となる経験を取り出し、それに適合した募集に絞ったこと。
2. 面接まで行けたら決して飾らず、正直に向き合ったこと。
3. 募集要件をあまり気にしなかったこと。
細かいことをいえば、きりがないのですが、もっと具体的かつ詳細に知りたいと思われる方は、ぜひ問い合わせフォームにて質問を送って下さい。それに対しては、無償で回答します。
では、また別のタイトルでブログを記していきますので、今後ともお付き合いのほどよろしくお願いします。