私の転職履歴 26 2024/1/21
前回で予告したとおり、テストの結果と違った結末になった件を書きます。
一つ目は、(ここではA社とします)連絡が非常に遅いことでした。
二つ目は、(ここではB社とします)最後に土壇場で話が覆ることでした。
A社の件では、次の面接の知らせがこないのです。1か月ぐらい経ってもこないので、段々疑心暗鬼のような心持になりました。こんなにグズグズするようなところで働きたいとは思わなくなりました。こちらは、生活がかかっているので、必死です。別件も具体的にすすんでおり、そちらにも回答しなければなりません。A社の面接連絡があるまで回答を待ってもらうこともできず、A社には辞退連絡を入れました。別件からのオファーを蹴ってまでA社の連絡を待とうという気持ちはありませんでした。
B社は、後は役員面接というところで、人事部長から電話があり、本件はなかったことにしてほしいというではないですか。え~。一体何を言っているのか?本当に耳を疑うというのはこのことでした。彼が言うには、B社の役員から紹介された候補者がおり、そちらを採用することになったようでした。そりゃあ、ありますよ。縁故採用とか、紹介採用とか、どこでもね。
これらから学べられることは以下のようなところです。
A社については、時間がかかっている理由などの説明があってしかるべきですが、おそらくは、私の優先順位がさほど上ではなかったのでしょう。或いは、正式なオファーを出すかどうかのボーダーラインにいたのだと推測されます。であれば、そうした会社に入ったとしても、それほどの待遇は期待できないわけですから、辞退してよかったと思っています。意思決定の遅い組織では、苦労するだけです。
B社については、これは世の中ではよくあることで、役員レベルが採用に口出ししたり、圧力をかけたりすることがあるのです。私自身、ある企業で採用担当だった時、経験していますよ。私は、縁故採用や紹介採用がダメということではないと思います。身元もしっかりしているし、入社後も紹介者の顔を潰すようなことはしないので安心感はあります。ただね、公募、公開した以上は、応募者の中から、担当部署の責任で完結させるべきだと思うのです。
このように、A社、B社共に縁がなかったのですが、私は後悔や未練という気持ちはなかったですね。そうした組織では、きっと苦労するだろうと思ったからです。こうした状況だったら、止めておいた方が無難です。A社の担当者も、B社の部長も、思うように事が進まず内心面白くないと思っていたのでしょう。