私の転職履歴4
その担当者から40代後半からの転職が厳しいこと、年収は下がることを覚悟すること、大企業や上場企業という選択は期待できないこと、その代わり、部長職相当は可能性があること、自分の経験値を活かすことができるという説明があり、私は素直にそういうものかと納得していました。間もなくすると具体的な案件紹介がありました。その担当者は、そうしたダウン項目に対する反応を見て判断していたようでした。後から知ったのですが、年収の低下、会社の見栄えを気にするオジサンが多いのだそうですが、私は、そうしたことは殆ど気にしませんでした。とはいっても、家族が食うに困らず、教育費を確保するという限度はあったので、それを満たせればよしと考えていました。
紹介された企業は、年商〇十億円、従業員数約100名、ある商品の輸入販売、管理部門を統括できる人、年齢は40代から50代前半ぐらいまでというものでした。業種、取り扱い製品、会社の組織、風土などは担当者からの説明だけを聞いて、すぐに面接をお願いしました。もう、その時点においてこれで行こうと決めていました。全く、単純な人ですね。