私の転職履歴5
さあ、いよいよ面接の日を迎えました。一応現役なので、時間は勤務終了後にしてもらいました。社長と取締役営業部長とお会いしました。型通りの質疑でしたが、「こうした小さな会社で働くことに抵抗はないですか」、「トップと意見が食い違うときはどうしますか」という質問は覚えています。当時勤めていた企業は、上場企業でありましたが、巨大な組織を持つ企業ではなかったし、一課長がトップと意見が云々という場面などあり得ようもなく、具体的に答えようがなかったのです。むしろ、そうか、ここではそうしたことがあり得るのかという思いを持ちました。
その後もう2回面接をした覚えがあります。一度は、若手社員との面接もありました。まあ、管理部門の統括というポジションは、中小規模の企業では社員全員との接触が多いからだと思うのですが、こっちから見れば若造に値踏みされるのかという感じでした。ちょっと失礼ではないかとも思いました。しかし、いやな顔をせずに彼らの質問にも丁寧に答えました。こっちの目的は内定をもらうことですから、少々不快なことでも受けるしかないのです。そうしたことがあって間もなく内定が出て、待遇についてもオファーがありました。
勤務条件は、決して悪くなく、むしろ予想より良かったのですぐに承諾しました。一番肝心な給与は、金額で4分の3レベルまで下がるものでした。生活は少し節約の必要はありましたが、大きな支障はなかったので受諾することにしました。25%も下がってOKしたってホント?となるかもしれませんが、そこにはある理由があったからです。大事なことなので次回に詳しく書きますね。